おでこの生え際が後退していると感じたら…M字ハゲの始まりかも?
「洗髪後やタオルで髪をふいたあと髪がごっそり抜ける」、「前よりおでこが広くなっている感じがする」などの現象が見受けられたら「M字ハゲ」の始まりかもしれません。
M字ハゲは、おでこの生え際のはじっこの部分からはげはじめ、剃り込みを入れたように進行していきます。アルファベットのMの形のように薄毛が進行するのでM字ハゲと呼ばれます。
薄毛の進行のし方にはタイプがあり、M字ハゲのようにアルファベットを使った呼び方をされることがあります。額全体から進んでいく薄毛は「U字ハゲ」と呼ばれ、頭頂部から広がっていく薄毛は「O字ハゲ」とよばれます。M字ハゲやU字ハゲとO字ハゲが同時に進行する場合もあります。
これ以上薄毛を進行させたくない! おでこの生え際の後退をどう防ぐ!?
一方、M字ハゲやU字ハゲではおでこの生え際の後退から始まるので、薄毛の進行を早期に発見しやすいという特性があります。また、常に経過観察ができるのでこまめで行き届いたセルフケアがしやすいというメリットもあります。
おでこの生え際の後退を感じ、「自分はM字ハゲあるいはU字ハゲかも」、「これ以上の薄毛の進行は何とか防ぎたい」と考えるならば、まず自分でできる薄毛対策を行っていきましょう。以下に、薄毛のセルフケア方法についていくつか紹介していきます。
まずは抜け毛のチェックを!
「本当に薄毛が進行しているのか」、「実は気のせいではないのか」といったことを確認するうえでも、毎日の抜け毛チェックは重要です。起床時の枕元、髪をすいたときにブラシひっかかる髪の毛、洗髪した後、タオルで髪をふいたときなどに出てくる抜け毛の量と抜けた髪の太さをチェックしてみてください。
また、薄毛の確認には数カ月単位での写真撮影によるチェックもおすすめです。数か月前、一年前の写真と比べて現在どうなっているかなど比較してみるとより正確に頭髪の状況を把握することができます。
抜け毛は誰しもあるものです。1日100本くらいは抜けるとも言われます。抜け毛に対して過剰に心配する必要はありません。ただし、抜け毛の中に自分の今の髪の長さよりも明らかに短い毛や細い毛が目立つようであれば、ヘアサイクルが短期化し、軟毛化している可能性があります。この状態が続くと、髪のボリュームが減りだし、やがて薄毛が目に見えてわかるようになります。
生活習慣を見直してみる
生活習慣の乱れが直接、薄毛につながるという明確な科学根拠はありません。とはいえ睡眠・運動不足が続いていたり、脂肪過多の食生活を送っていたりすると、身体全体の血行や代謝が悪くなります。これは身体の健康によくありません。頭皮や毛根を流れる毛細血管の血行や栄養状態も良好とはいえない状態になります。そうなれば髪の発育にも影響が及んできてしまいます。
頭皮が不潔な状態であるのもよくありません。皮脂が毛穴を塞ぐことで粃糠性(ひこうせい)脱毛症や脂漏性脱毛症などが起こるリスクが高くなります。
おでこの後退が気になるならば、今ある髪の毛をきちんと守ることをまずは心がけましょう。ここで健康的でありかつ頭髪によいライフスタイルのあり方について検討していきたいと思います。
髪の毛の成長にプラスとなる栄養成分を食事でしっかり摂る
髪の毛の成分の約70%はケラチンというタンパク質です。ですから体内で消化・吸収された後にタンパク質に代わってくれるような食べ物をしっかり摂ることが大切です。タンパク質を作る食べ物として代表的なものは、魚類、肉類、豆類、海藻類、乳製品、卵などです。
また頭皮でケラチンタンパクを作るのは毛穴の奥にある毛乳頭細胞なのですが、この毛乳頭細胞は亜鉛、ビタミンD、ビタミンB6などを使って、アミノ酸から毛髪の主成分であるケラチンタンパクを合成します。ですから、これらの栄養成分を多く含んだ食品を積極的に摂るようにしましょう。
亜鉛を多く含む食品として代表的なものとして、カキ(牡蠣)、煮干し、肉類、豆腐などが挙げられます。
ビタミンDを多く含む食品には、サケ、サンマ、イワシ、しらす干し、きくらげ、シイタケなどがあります。
ビタミンB6を含む食品には、かつお、さば、いわし、ブロッコリー、カボチャ、モロヘイヤ、ししとうなどがあります。
サプリメントは栄養成分の過剰摂取に注意すべし
「普段の食事だけではタンパク質、亜鉛、ビタミンDなどの髪によい成分をきちんと補給できそうにない」という人は、髪の毛をつくることに関係するこれらの栄養素をサプリメントで摂取するとより効率的であると言えます。
たとえばケラチンのもとになるタンパク質をより積極的に摂りたければ、アミノ酸やプロテインなどを、髪の毛を合成する酵素としてはたらく栄養素を補給したければ、亜鉛、ビタミンDなどのサプリメントがお勧めです。
この他、ちょっと変わったところでは、ノコギリヤシが毛髪サプリメント素材として注目されています。というのもノコギリヤシには髪を作る毛乳頭細胞を活性化するはたらきがあることがわかっているからです。
ただし、サプリメントは取りたい栄養素を凝縮した形で作られているので過剰摂取によるリスクに注意する必要があります。
実際に亜鉛やビタミンDなどは過剰摂取による有害事例が報告されています。たとえば亜鉛サプリは日常摂取により前立腺肥大を進め、前立腺がんの罹患リスクを高めること、ビタミンDは過剰摂取により高カルシウム血症を進め、腎機能障害、嘔吐、食欲不振などを起こしやすくなることが知られています。サプリメントを服用する場合は、メーカーの推奨量に準じた利用を心がけましょう。
ちなみに厚生労働省では「日本人の食事摂取基準」というガイドラインを出しており、1日の耐容上限量を定めています。亜鉛なら成人男性45mg、成人女性35m、ビタミンDなら、成人男女100μgとなっています。
(参考)日本人の食事摂取基準(2020年版)
発毛剤・育毛剤を使ってみる
今は市販で薬効の高い育毛剤を入手できるようになっています。薄毛対策をセルフケアで行うとしたら、育毛剤の活用が最善策となる可能性が大です。
ちなみに今、もっとも効果があることで知られている発毛剤は、「ミノキシジル」という成分を使った製品です。ミノキシジルは薬局・薬店やインターネット通販でも購入することができます。
有効性の高い発毛剤「ミノキシジル」
ミノキシジルは薄毛治療を行うAGAクリニックや皮膚科外来などの医療機関でも推奨度Aランクの外用剤として積極的に使われており、有効性・安全性がしっかり立証されている医薬品です。
ミノキシジルはもともと高血圧治療のための飲み薬として使われていた薬剤なのですが、ミノキシジルを内服した多くの人に発毛効果が確認され、頭皮に塗るとさらに高い発毛作用があることから発毛剤としての適用を世界中に広げていきました。
ミノキシジルには血管拡張作用があり、ミノキシジルを塗ると、頭皮の皮膚の血管が拡張します。頭皮の血管が拡張することで頭皮の毛根部に血液とともに栄養素がより多く運ばれるようになり、毛乳頭細胞や毛母細胞などの毛根部にある細胞の増殖やタンパク質の合成が進み、強く太い髪の毛が生えやすい頭皮環境となるのです。
ただし、ミノキシジルは使用にあたって注意を要します。ミノキシジルは第1類医薬品に該当するので、購入に際しては薬剤師の承認を得る必要があります。薬剤師からは心臓病、腎臓病、高血圧などの既往症やアレルギーはないか、身内に薄毛の人はいるかなどの問診やアンケートをされ、使用に適していると判断されてから入手が可能となります。またミノキシジル製品は大きく濃度5%のものと濃度1%のものに分けられ、通常男性は5%のもの、女性は1%のものを使います。
ミノキシジルは薄毛対策や薄毛治療でもっとも使われている発毛剤ですが、ミノキシジルが有効なのは壮年性脱毛症に限定されます。円形脱毛症、粃糠性脱毛症、脂漏性脱毛症など壮年性脱毛症以外の脱毛症に対しては効果を発揮しません。
5%ミノキシジルはもっぱら男性の壮年型脱毛症(AGA)、1%ミノキシジルは女性の壮年型脱毛症(FAGA)に使われます。
実際にあなたが「最近、おでこが後退してきた感じがする」というようであれば、それはAGAである可能性があります(その理由については後で説明します)。となるともっとも効果が期待できるセルフケアはミノキシジルの頭皮への塗布であると思われます。
市販の5%ミノキシジル製品は約30日分(60ml)が7,000~8,000円程度で購入できます。有名なものとして、
・リアップX5プラスネオ(大正製薬) 1本(60ml)7,753円(税込)
・スカルプD(アンファー)1本(60ml)7,800円(税込)
・ボズレー(アデランス)1本(60ml)6,930円(税込)
・FCI(富士化学工業)1本(60ml)7,480円(税込)
などがあります。
ミノキシジル以外の発毛・育毛剤
ミノキシジル以外の発毛剤で優れた発毛・育毛効果のある成分としては「アデノシン」や「t-フラバノン」を挙げることができます。アデノシンには毛根に酸素を多く供給する作用があり、これにより毛根の血行を上げていきます。またt-フラバノンは毛母細胞の増殖を進めることで抜け毛を減らし、毛髪を太くする効果があることが確認されています。これらの成分が配合されている製品として以下のものが挙げられます。
・薬用アデノゲンEX(資生堂)――アデノシンが配合されている市販の育毛剤です。1本(150ml)7,150円(税込)
・サクセス薬用育毛トニック(花王)――t-フラバノンが配合されている市販の育毛剤です。1本(180ml)1,200~1,300円程度(税込)
その他、毛髪の毛細血管を広げる作用のあるセンブリエキスや高麗人参エキスなどの生薬、毛根の炎症を抑え、頭皮の健常化を促すグリチルリチン酸ジカリウムやジフェンドヒドラミンなども発毛・育毛を促す作用があることから、育毛剤や育毛シャンプーなどに使われています。おなじみの育毛剤を挙げてみると、
・薬用不老林(資生堂)――センブリエキス、ニコチン酸アミド、パントテニールエチルエーテル、グリチルリチン酸モノアンモニウムなどが配合されています。1本(180ml)、3850円(税込)
・柑気楼 健露(はぴねすくらぶ)――センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、ニンジンエキス、ビタミンB3などが配合されています。1本(80ml)、3,960円(税込)
・ポリピュアEX(シーエスシー)――センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、ニンジンエキスの他、バイオポリリン酸という酵母エキスが配合されています。1本(120ml)、7,800円(税込)
あなたの薄毛はもしかしたらAGAかもしれません
M字ハゲやU字ハゲのように額から進んでいく薄毛が目立ってきた場合、それはAGAである可能性が高いでしょう。
ちなみにAGAはAndrogenetic alopecia(アンドロジェネティックアロペシア)の略称です。日本語でいうと「男性型脱毛症」となります。つまりAGAとは男性に多く見られるタイプの薄毛です。
ではなぜ男性がAGAになるのか? その理由について以下に紹介したいと思います。
男性にAGAが起こる理由
なぜ男性にAGAが起こるかといえば、その秘密は、男性ホルモンと頭髪の毛穴奥にある毛乳頭の細胞にあります。
男性の睾丸からはテストステロンという男性ホルモンが分泌されます。このテストステロンは体全体に分布している5α-レダクターゼという酵素によって、より活性の強いジヒドロテストステロンという男性ホルモンに変性します。
このジヒドロテストステロンは筋肉をたくましくしたり、精子を多く作り、性欲を高めたりする作用があり、男性をより男性らしくするホルモンです。でも、このジヒドロテストステロンは頭髪を作るはたらきを担う毛乳頭細胞に到達すると、毛乳頭細胞を強く刺激し、人によってはこの刺激によって、毛乳頭のもつ髪を作るはたらきが弱められてしまうのです。
また、ジヒドロテストステロンによって成長が止められてしまう毛乳頭細胞は前頭部や頭頂部に多く分布していることが知られています。だから前頭部の毛乳頭細胞がジヒドロテストステロンに弱ければM字ハゲやU字ハゲになりやすく、頭頂部の毛乳頭細胞がジヒドロテストステロンに弱ければO字ハゲになりやすいというわけです。
なお、ジヒドロテストステロンに弱い毛乳頭細胞は遺伝で受け継がれやすいことが知られています。
AGAならセルフケアでの改善は厳しい……?
先述したとおりAGAは身体を流れる男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)が毛髪の成長を司る毛乳頭に作用して、毛乳頭の細胞を委縮させることで起こる脱毛症です。AGAになる人は前頭部や後頭部の毛乳頭細胞がジヒドロテストステロンに弱い性質を持っているのです。これは染色体の遺伝子プログラムでそうなっているのです。つまり、AGAは遺伝であり、AGAによって薄毛が進行するのは生理的な現象といって過言ではないのです。
日本人では20歳代後半から30歳代にかけてAGAが進みだし、20歳代で10%、30歳代で20%、40歳代で30%、50歳代で40%の人がAGAになると日本皮膚科学会は報告しています。
AGAは日本人男性の40%がかかる生理現象であり、これをセルフケアで食い止めるのは至難の業であることは想像に難くありません。
AGAカウンセリングを受けてみましょう
実際におでこの後退が確実に進んでいるようならAGAである可能性は高いのですが、それでも自己判断及びセルフケアで済ませてしまうと、AGAに対するケアの選択肢を自ら狭めていることになります。
「自分はAGAかもしれない」と思い、かつ「薄毛をこれ以上進ませたくない」という強い気持ちがあるならばAGA専門クリニックや皮膚科などを受診してカウンセリングを受けることをおすすめします。
AGAの治療技術・診断技術・ケア方法はどんどん進歩しています。標準的な治療方法も確立されてきているので、AGA治療をしてくれる医療機関もどんどん増えています。インターネットで検索すれば自分の近隣にもAGA治療をしてくれるクリニックがあるはずです。しっかり情報を仕入れ、よいAGA治療をしてくれそうなクリニックを受診してみましょう。きっといろいろな治療やケアの方法を提示してくれるはずです。
実際にAGAはどう治療するの?
AGAを扱う医療機関を受診し、そこでAGAと診断されたら、AGAの治療が始まります。治療では担当医師が6カ月程度の投薬治療による経過観察を行いながら、発毛状況をチェックします。
これから詳しく紹介しますが、AGA治療では飲み薬と塗り薬が処方されるケースがほとんどです。
AGA治療に使われる飲み薬は?
AGA治療で使われる飲み薬は大きく分けて、「フィナステリド」という飲み薬と、「デュタステリド」という飲み薬に分けられます。どちらも5α還元酵素という名前の酵素の働きを止める薬です。この5α還元酵素は皮膚、肝臓、前立腺などに分布しています。そして5α還元酵素はテストステロンと出会うとこれと反応し、テストステロンをより活性の強いジヒドロテストステロンへ変えてしまいます。頭皮には多くの5α還元酵素が存在しているので、頭皮はより強くジヒドロテストステロンの刺激を受ける部位となります。そして先述したように人によってはジヒドロテストステロンの強い刺激によって毛乳頭細胞の頭髪生成力が弱められてしまうというわけです。
フィナステリドもデュタステリドも5α還元酵素をテストステロンと反応させない薬です。そしてこれによってジヒドロテストステロンを体内で作らせないようにするのです。ジヒドロテストステロンがいなければ頭皮の毛乳頭細胞は委縮することなく、本来の頭髪生成力を発揮できるようになります。
フィナステリドについて
フィナステリドは2型の5α還元酵素のはたらきを阻害します。2型5α還元酵素はM字ハゲ、U字ハゲ、O字ハゲなどの薄毛部位となる前頭部や頭頂部に多く存在しています。
ちなみにフィナステリドは薬剤の一般名であり、商品名で有名なものとしてオルガノン社製の「プロペシア」があります。ジェネリック薬も多数出ています。
ジェネリックのフィナステリドならAGAクリニックで1カ月分6,000~7,000円(税込)程度の処方が相場です(プロペシアはもう少し高額です)。
デュタステリドについて
デュタステリドは2型の5α還元酵素だけでなく1型の5α還元酵素のはたらきも阻害します。1型5α還元酵素は全身の皮膚、肝臓などに存在しています。身体全体の5α還元酵素をテストステロンと反応させなくするのが特徴で、フィナステリドより効能が多い分、少し高額になります。商品名で有名なものとしてグラクソ・スミスクライン社製の「ザガーロ」があります。ジェネリックも出てきています。
AGAクリニックではジェネリックのデュタステリドを1カ月分8,000円(税込)程度で処方してくれます(ザガーロはもう少し高額です)。
5フィナステリド、デュタステリド使用に際しての注意点
フィナステリド、デュタステリドなどの5α還元酵素阻害薬は、ジヒドロテストステロンという活性の強い男性ホルモンを体内で作らなくする薬です。そのため性欲の減退や勃起機能の低下などED (Erectile Dysfunction:勃起障害)とよばれる現象を起こすリスクがあります。内服によるトラブルや不具合を感じたらすぐに担当の先生に知らせるようにしてください。
AGA治療に使われる塗り薬は?
AGAクリニックが治療で使う塗り薬は大半が「ミノキシジル(5%)」です。これは先述したように個人で入手することができます。AGAクリニックでも自分で買うことを勧められるケースが多いでしょう。ただクリニックによっては、市販の5%よりも高濃度(すごいもので15%!)のミノキシジルを扱っているところもあります。
AGAクリニックでは他にどんな治療をするの?
AGAの標準治療として行われているのは、上記のフィナステリド・デュタステリドの内服治療、プロペシアの外用治療です。これらの治療は地域の皮膚科でも対応しています。
その一方でAGA治療を専門に行っているクリニック、AGA治療に力を入れているクリニックでは、独自のAGA治療メニューに取り組んでいます。
具体例として以下のようなものがあります。
・オンライン診療(人にAGA治療を受けていることを知られたくない人に向け)
・ミノキシジルや成長因子とよばれる毛髪の成長を促進するタンパクを頭皮から微細な電気針で注入する治療(メソセラピーと呼ばれます)
・AGAの発症のしやすさを調べる遺伝子検査
・タンパク質、亜鉛、ビタミンDなどのサプリメントの処方
・自毛植毛
なお、AGA治療は基本的に自費診療です。特殊な治療を受けるとそれだけ費用もかかってしまうので、受診に際しては治療に使える予算額、支払プランなどをきちんと立てるようにしましょう。
まとめ
今回はおでこの生え際の後退に気づいたらどのような対策を講じていけばよいのかについて紹介しました。
おでこの生え際に後退現象を感じたら、まずは、セルフケアをして様子を見るようにしましょう。髪を大切にする気持ちを持ち、より積極的にヘアケアを行っていくことが結局のところ、もっとも着実な薄毛の予防法になります。
セルフケアの方法としては、頭皮を清潔に保つこと、頭皮の血行を促す育毛剤、育毛シャンプーを使うこと、髪の成長を促す食事を心がけることなどがあります。その中でも現時点において、もっとも有効なセルフケアを挙げるとすれば、ミノキシジルの塗布です。ミノキシジルの強い血行促進作用で弱くなっている毛乳頭細胞の力を底上げして発毛を促すことをねらいましょう。
それでも後退が進むようならおそらくAGAがかなりの速度で進行しています。AGAクリニックや皮膚科などを受診し、頭皮、毛髪の状態をしっかりチェックしてもらい、内服治療で毛乳頭細胞の発毛力を取り戻すことに努めましょう。
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